金吾龍の導き(前編)
都内にアラハバキを祀った神社がある。
しかもマンションの一室に!
…と聞いたことはあったんですけど、どうも自然がないところの神社に足を運ぶ気にならないので、これまでスルーしてきました。
でもショウ(娘)が東京に来るついでにどうしても行きたいというので、新宿まで行くことにしましたよ。
ショウは今生でも計画立てるのがあまりうまくなく、いつもノリで突っ走ります。
実際マンションの下まで行って判明したのですが、完全予約制で拝観料が500円かかるって書いてあるじゃないですか。
案の定ショウはその事を知りませんでした。
でもせっかく来たので、ダメ元でそのマンションの一室に行ってみることに。
すると、なんとちょうど我々が行ったときだけ参拝者が誰もおらず、特別に招き入れてくださったのです。
これも一種の人払いですね。
(もちろん本来は予約してからのほうが良いですよ)
三礼参拝とか、ヤマトに名前を奪われてしまった神が祀られていたりとか…すっかり私はこの神社が気に入ってしまいました。
で2つあるうちの1つの神棚に参拝した時…俺の中にすごく懐かしい感覚が蘇ったのです。
この波動…実際確かめたい。
だとすればもう、奥宮に行かねばなりません。
神職の方は「今は雪で参道が閉ざされてるから無理」とおっしゃるものの、「いま北海道はコロナ騒ぎだし、今年は雪が少ないというし、これもある種の人払いじゃね?」と考えた我々は、早速その日のうちにLCCと前泊の成田の温泉宿を手配してしまったのです。
相席嫌いの私ですが、3人そろっていればLCCでも相席にならないので、狭さも我慢して乗ります。
奥宮の神に宿ってもらうために最適なアイテム、を聞いてみたら金の御朱印帳と出たので、御朱印集めをしないにもかかわらず購入し、準備万端。
ショウは北海道行くつもり無かったので防寒具を持ってきていなかったのですが、まあ流れ的になんとかなるでしょう。
(後編に続く)