闇落ちしたディオノ

私のレムリア時代の過去生で人間だったものは主に3つあります。
それぞれ初期→ディオノ、中期→ラートゥン、末期→トウキ、という名前です。
今回はディオノの話になります。
レムリア初期の頃はまだ半エネルギー体&反物質、しかもシリウス等の影響が濃いため、ディオノは身体が青っぽくて海に潜るときや戦う時などは変身します。
一番イメージに近かったのは、映画に詳しい彼氏が見せてくれた↓の画像。
はじめ見た時、背骨に衝撃が走りました。
レムリアとあまり関係なさそうだけど、
早速ラデルにDVD借りてきてもらおうと思います。
ディオノの一生を要約すると、ざっと以下のとおりです。
(だいたい800年くらい生きたみたいです。)
レムリアの東の方にある、海の一族の主一家に生まれる。
双子だったが、兄のリューク(後のレン)のスペア扱いされ、グレる。
本当は兄を慕っていたが、親に反発してヤンキーっぽく育つ。
↓
デリル(運命の恋人)と出会う。
彼女はある秘密を持って逃亡していたため、命を狙われている。
彼女をかくまいながら逃亡生活をするが、刺客に殺されそうになる。
その時兄が助けてくれるが、ディオノをかばった兄とデリルは命を落とす。
↓
兄とデリルを転生させる術を求めて、弟に国を託し旅に出る。
デリルだけを一途に想い、結婚しなかった・・・のだが、旅先で寂しさを紛らわせるためもあってか八千矛状態orz
浮気相手や子供に今生でもたまに遭遇する。(そんなに深い縁ではない)
↓
ふと立ち寄った国で色々あり、闇落ちする。
自分の息子に正気に戻してもらい、自分を恥じて自決する。
過去生の特徴として、当時縁深かった人と今生でも会えると、その人と共有していた部分のビジョンを見やすくなるというものがあります。
(赤字の部分が彼氏と出会ったことで開放された記憶です。)
ディオノの闇は、トウキよりもある意味深かった。
トウキは自分で視えるエリアが広かったのでかなり浄化も進んでいたのですが、ディオノは傷が深すぎて自分一人では向き合えなかったようです。
今回彼氏と伊勢に行ったおかげでディオノの深い傷は相当癒やされました。
これでまたパワーアップできそうです。
当時彼氏は女性で、一国を治める女王でした。
ですが、彼女はほぼ実権を持っておらず、傀儡でした。
彼女の両親は大臣その他配下の貴族?に毒殺され、何も知らないまだ若い彼女が王として君臨したのです。
ディオノが彼女の国にやってきた時、街のあまりの閉塞感に唖然とします。
この国の人々にはなぜこうも活気が無いのか。
どうやらこの国の人達は高い税に加え箝口令が敷かれており、自由とは程遠い暮らしをしていたようです。
(ディオノもそこそこの地位にいたので直接王族に会うことはできた模様。)
ディオノは女王に謁見しこの国の窮状を問いただすも、彼女は聞く耳を持たない…というか、本当に実情を知らないようでした。
そこでディオノは彼女をこっそり連れ出し、街の様子を見せます。
彼女はそれに相当ショックを受けたようでした。
彼女は早速事態を改善するため、調査を開始します。
しかし彼女の指示はことごとく大臣や官僚的存在に書き換えられ、下々の者まで行き渡ることはありませんでした。
それを口惜しく思うディオノ。
彼を信じて行動してくれた彼女のためにも、なんとかしてあげたい。
でもどうしたら…反乱でも起こすか??
しかし、敵のほうが一枚上手でした。
彼らはディオノが女王をそそのかし、この国を乗っ取ろうとしているという噂を流したのです。
身の危険を感じたディオノは、王女を連れ王宮を抜け出します。
が、多勢に無勢…最後には包囲されてしまいます。
彼女が言いました。
「私を連れていてはこれ以上逃げ切ることはできないでしょう。
せめてあなただけでも逃げ切って。」
「何をバカなことを!
利用価値のなくなったあなたを、大臣たちは生かしてはおくまい。
それがわかっていて、そんな事できない。」
「でも、それならどうするというの?
私はあなたのように海に潜ることも、空を飛ぶこともできないのよ。」
(上空にガルーダのような鳥に乗った兵隊たちが迫る)
「・・・。
俺があなたと接触してしまったばっかりに…!」
「何を言っているの?
私に生きる喜びを教えてくれたのはあなたよ。
あなたに会えなかったら、私はずっと人形のままだった。」
「俺だって、あなたに会えて嬉しかった。
つかの間の心の安息を得られたよ。
だからこそ、もう失いたくない。
あなたがデリルの二の舞になるのはゴメンだ。」
「ふふ…こんなに動揺したあなたを見るのは初めて。
ちょっと嬉しいけど、もう時間がないわ。
…あなたの手で、私を殺して。」
「!!
できるかよ!
こうなれば一人でも多く道連れにしてやる。」
(ディオノ戦闘モードに変身。
爪が鋭利になり、目の色が変わる。
その時彼女はディオノの手を取り、その爪で自分の体を貫いた。)
「これで…やりやすくなったでしょう?
さあ、楽にして頂戴。
最後は愛する人の腕の中で…」
「うっ…うわぁぁぁ…!
なぜだ!!・・・クッ・・・」
半狂乱になるディオノ。
・・・許さない。
全員道連れにしてやる。
こんな腐った世界全部ぶっ壊してやる。
ディオノの中で何かが壊れた。
(続く)