冥王星の監査官?

この方に出会ったのは、あるツアーの時でしたが
そのときには私にあまり知識がなく、
見えた光景にどういう意味があるのかわかりませんでした。

その後私の知識や経験が増え、しかも許可を取って
本格的に彼女の過去生を見せていただいたので
後付で色々見えるようになりました。

初めはトウキの目を通して見えたビジョンから辿り、
その後彼女(性別あるか微妙)の一生と
最後のメッセージを断片的に見た感じです。


【トウキから見た彼女像】

化学薬品のような焦げた臭いと、立ち込める煙。
トウキは嫌な予感が的中したのを見て、呆然と立ち尽くした。

彼がおさめていた街が、あるものに全滅させられたのだ。
レムリアが滅ぼされると聞いて、あまりの突拍子のなさに
全然現実味を感じていなかったトウキであったが、
目の前の光景を見てさすがに平常心ではいられなかった。

「一体誰が…!?」
焼け野原に家族の姿がないのを見てほっとする反面、
何か手がかりは無いかとトウキは街中を探しまわる。
幸い自分たちが守ってきた海底神殿は無事なようだが。

と、遠くの方に銀色の光が見えた。
それは…人形をしていたが明らかにレムリア人ではない。
トウキにはそれが宇宙人だと直感的に分かった。

「お前が俺の故郷をぶっ壊したのか?」

「そう思うなら、あなたは既に私に襲いかかっているでしょう?
ほんとにあなたの血の気の多さには驚き呆れるわ。」

「知ったふうな口を…俺はお前など知らん。」

「私達はずっと船の上からあなた達を見ていたわ。
人類がどう進化していくのか、ずっと。
レムリアができたときから今までね。
あなたのことも、宇宙の上から見守っていたのよ。」

「その割には何もしてくれぬではないか。傍観者が。」

「私の任務はレムリアの進化を観察すること。
今までも、そしてその先も…そこに私情は挟まない。」

「で、その監査官が何のようだ?現場検証か?」

「この国は今選択の時に来ている。
今後も残るか、あるいは滅びるか。
今のままでは滅びの流れは止められないでしょう。
あなたは真実を見る勇気がありますか?」

「真実…だと?」

「この惨事は誰の仕業か、あなたは想像がついているはず。
でもそれを認めたくない、否定したいと思っていまいか?」

「いや・・・もう覚悟はできている。」

ならば、と彼女はトウキに剣を差し出した。
それは黄緑色に光る、不思議な隕石でできた剣だ。

「この剣が焼け跡に落ちていた。
そうそう一般のものが使える代物ではないでしょう。」

「ああ…これで確証が持てた。
これは王族の持ち物だ。しかし何故…?」

「そこから先は自身の目で確かめられよ。
真実から目を背けてはならない。」

そういうと彼女はスッと姿を消した。
一瞬で彼女の母艦の宇宙船に戻ったようである。


【彼女について】
彼女はおそらく冥王星からやってきている。

彼女の仕事はデータを取ること。
地球が宇宙人の実験場とされ、様々な波動を持つ生命が
レムリアという場所に集められた後、どんな進化を遂げるか
冥王星の人々は常に干渉することなく見守っていた。

仕事柄か、あるいは冥王星人がそうなのか
彼女にはあまり感情というものが存在しない
むしろ仕事の邪魔になるとすら思っている。

だが、そんな彼女が実体をもってトウキに接触した。
実際は調査のために降り立ったところを
偶然見つかってしまった、という形ではあるが。

彼女は見守ろうと思っていた。
この先レムリアに滅びの未来が訪れようとも
それは自分たちが干渉すべきことではないと。

しかし逆に期待もしていたように思う。
もしかしたら今のレムリアの人たちでも
滅び以外の未来も選択できるのではないかと。


だが、事態は彼女の思いとは別方向に動く。
冥王星の一部の人々がアトランティス勢力と結託
レムリア大陸は冥王星の技術を利用した
核兵器のような装置で沈められてしまう。

監査官として地球に来ていた彼女にとって
到底それは傍観できることではなかった。

彼女は裁判のようなものを起こし
首謀者となった者たちを訴えようとした。
だが、敵は既に根回しを完了しており
彼女は逆に首謀者扱いされ、幽閉されてしまう。

(たぶんトウキと接触したところを見られていた。
その後のシーンは結構陰鬱なので省略します)

彼女の強すぎる義務感が、逆に身を滅ぼしてしまった。
でも彼女は絶望していない。
(おそらく魂が転生することを知っている)

「人の可能性…予測外のものこそ美しい。
全てが計算され尽くした世界など、つまらない。」
彼女が死の間際に思った事は、彼女自身にも意外だったようだ。

凝り固まった、閉塞感を感じる世界。
支配者の意図が如実に反映された世界。
そんなものはもううんざりだ。

あの時接触したレムリア人もそんなことを言っていた。
彼のことを野蛮とか血の気が多いとか言っていたけど
私にもそのような素養があったか…彼女は自嘲気味につぶやいた。

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